腰痛の原因とはどんなものなのでしょうか。
ぎっくり腰や椎間板ヘルニアなどによる腰痛は
急性腰痛症と呼ばれるものです。
また内臓の病気が腰痛の症状を引き起こすこともあります。
さらに現代病ともいえるストレスによっておこる
腰痛もあるようです。
これらの病気がある場合を除く
慢性的な腰痛というものがあります。
これは腰回りの筋肉に問題があるんです。
腰回りの筋肉が緊張して硬くなっていると
筋肉の中にある神経や血管を圧迫します。
これが痛みになるわけです。
ではなぜ筋肉が緊張して硬くなるのでしょうか。
それは現代の生活様式に原因があります。
人は四足歩行から二足歩行に移行する段階で
腰の筋肉・骨格への負担が少なくなるように進歩しました。
これは二足歩行で野山を駆け巡り、
獲物を追いかける生活を想定してのことだったんですね。
ところが現代の生活様式はどうでしょう。
車やパソコンの発達により、長距離運転、
長時間のデスクワークが当たり前になりました。
実は立っているよりも座っている方が腰への負担は
ずっと大きくなるのです。
長距離トラックやタクシーのドライバーの方、
一日中デスクワークをする方など、
座っている人に腰痛が多いのがその証拠です。
現代の慢性的な腰痛の原因は
わたしたちの生活様式の大きな変化によるものが
大きいんですね。
>>寝返りの持つ役割とは